フランスのインテリアに憧れる方必見の良書。フランスと日本の良いとこ取りでスタイリッシュな暮らし

「フランス人の心地よいインテリア生活」

日本とフランスを行き来する佐藤絵子さんが書いた、部屋の作り方本です。

タイトルにある通り、インテリアにこだわりたいのに、どうも上手くいかない人にオススメ。

または、家具や部屋の在り方に興味が持てない人。

インテリアに興味がなければそんな本読まないのでは?と疑問が飛んできそう。

でも、漠然とした必要感をもっている人は多いものです。

  • 人を家に招く機会がある
  • インテリアに凝っているブログを見てオシャレでいいなぁと思う
  • 新婚で、キレイな部屋作りがしたい
  • ニトリを見て歩くのが好き
  • 主婦として、住みやすい部屋を作りたい

インテリアに大きな興味は持てなくても、ステキな部屋だと思ってもらいたい。もしくは、キレイな部屋に住む自分に憧れる。

「モデルルームみたいな部屋にテンションが上がるけど、自分では無理。センスないし。」

こんな具合に、よーしインテリアについて学ぶぞ!というほどじゃないけど、いいなーとは思う くらいの人にすすめたい本です。

わたしもその部類に入りますし、この本を手に取ったキッカケも背表紙が青くて目立ったから棚から抜いただけでした。

本の中で筆者(以下 絵子さん)は、色使いや家具の大きさ、こだわるべきアイテムやアレンジ方法をこれでもかと紹介してくれます。

2004年に発行された本なので、15年前に書かれた本です。

どうして古めな本をわざわざ選んだかというと、理由は2つ。

  1. 最新の本やブログは、インテリアが上手くいかない人がハマる2つの罠が満載だから。あくまで中級者か、センス抜群の人向きであるため。
  2. 「フランス万歳主義ではないフランス人が、あえて日本にアドバイスするなら」という視点がすごく使えるから。

 テクニックや法則を抜きにして、部屋に対する思想がバツグンに地に足ついてる。

いっぱい写真を撮りたくなる部屋もいいけど、あくまで自分が落ち着けて、最高にリラックスできる住処をベースにしよう!が基盤です。

そこに絵子さん視点の小物選びや、アレンジが加わるとインスタ映えするキラキラした部屋よりもっとおしゃれになる。

家にいても疲れる、ずっと家にいたいと思えない人、結構多くないですか?

落ち着かないのは散らかっているだけ!という人も読んでみてください。

雑誌ではみられない片付けのベースも書かれています。

スポンサーリンク

絵子さんの法則を守ればオシャレな部屋になりやすい

インテリアに興味がなくても読むと得をする、と書きましたが、それには絵子さんの前提を知っておきましょう。

絵子さんは心からインテリアやデザインを大好きで、軸がしっかりしすぎてます。

本を出すくらいだから、好きなのは当たり前じゃんと思う方もいるでしょうか。

優しいハウツー本なら、わかりやすく手を出しやすく、お金をかけなくても代用が効くように作られています。

この本は「代用しまくって安っぽくなるなら何も買うな、時をまて」という趣旨。

これさえやったら上手く行くよ!なんて優しい本とは違うのです。

語り口も女性らしく、読みやすくていい本ですけども。

自分の味やオリジナリティ、ちょっとしたアートを1mmも知らなくていいなら必要ない本かもしれません。

「言ってることは正しいけど、才能があるから出来ることなの!センスないと無理!」とバッサリ批評された経験がある絵子さんですが、軸は変えませんでした。

キッチン整理について書く絵子さんの矛盾

インテリアはセンスの有無ではない!もともと持っているものじゃなく、知識をパートナーにして学ぶのがセンスだ。

本で主張しまくる絵子さんですが、少し読み進めるとアッサリ矛盾しています。

わたしはここでウケました。

「キッチン整理は35年生きてきても上手くいかない。センスないから、得意な友達に頼んだ。」

知識をパートナーにする話はどうした!?

矛盾も矛盾。ぶっとび。

でも、個人的にはこの本の存在意義がここにあると思います。

キッチン整理を頼まれた友人は、産後で忙しいのに「待ってました!」とウキウキでやってくれたんですって。

2日もかけて。他人の家の整理を。

もし35歳(この本を書いた当時の年齢)の友達に、掃除できないからやってーと頼まれたらどう思いますか?

日本で女性の家事は、未だにちょっとしたステータスです。いい傾向だとは思わないけど。

他人頼りなダメ女だなーと思われるかもしれない。

絵子さんのいいところは、手伝ってもらってラッキーとせずに、もらえる最大限の知識を手に入れたこと。

これなら友人も心から満足だったでしょう。

得た知識は全部本の中に書いてありますが、どれも本当に使えます。

少なくとも、収納を増やそうと100均でケースばっかり買っちゃうような事態は避けられます。

つまり、わかんないことはさっさと出来る人に頼もうよ!というちゃっかりした心意気が、本に表れているのです。

絵子さんはインテリアについて書くだけで楽しいし、教えてと言われたらウキウキする人。

新しい本にはない視点を持っていて、狭い部屋でも活かせる知識がある。アーティスティックな視野も。

そんな人が溜め込んだ知識と経験が詰まった本を読んだら、数十年勉強する手間は省けるわけです。

興味が持てなくても一冊読めば、興味を持って多大な経験を積んだ人の頭が手に入る。

友人に頼む=この本を読む、その分野に興味があって、その中でも数少ない視点やバックグラウンドを持った人のノウハウは価値が満載!

矛盾は解消されませんが…笑

ブルーオーシャンな頭を持つ人の本はコスパが良い。

その法則は今も変わりませんね。

インテリアが上手くいかない人が陥る罠

最初にお伝えしましたが、どうもセンスのない部屋になってしまう人は罠にハマっています。

罠1つめ

日本人がよく陥り、フランス人は反対の考え持つもの。

それは流行に左右されること。

良くも悪くも日本人はトレンド大好き。

街を歩く若い人のファッション、すごく似てますよね。

シルエット、色使い、ブランドロゴのTシャツまで。

絵子さんはそれをプライドと呼びます。

その上で、日本人がパリのアパルトマンをオシャレだと言うのは、プライドが少ないからだと推測しています。

絵子さんは「おフランスの部屋づくりが最高だから教えてさしあげる」と言いたいわけではない!と強く主張していますが、本を読んだ私も同感です。

どちらの良いところも悪いところも見た上で、日本に足りないのはここだよと。

地に足ついた見解です。

フランスでは人を真似る=プライドがない。

プライドが高いからこそ、自分なりのひとひねりを大事にするらしい。

ここ、本の中で大きなキーポイントですよ!

パリ「風」海外「風」フランス「演出」がダサくなる理由はここなんです。

あくまでパリを真似ているから上手くいかない。

オリジナリティを持った人が作った部屋は素敵に見える。それを知らずに「他人のオリジナリティを装う」から上手くいかないのですね。

衝撃でした。ぐうの音も出ません笑

オリジナルがわからない人も大丈夫ですよ。本の中に書いてあります。

本当に欲しいものを見つける手順が載ってますから、テキトウ買いをなくせばオリジナリティは手に入ります。

罠2つめ

トレンド=センスになりがち。

ファッションにも言えることですが、品質が良くても廃れていれば、雑誌にステキだとは載ってません。

特に、部屋は自分が落ち着けないと意味がないです。

マリーアントワネットのような部屋に憧れるのはいいが、一部屋だけ(もしくは一角だけ)飾ったほうがいい、と絵子さんはすすめています。

わたしは生まれ変わったマリーアントワネット!と心から信じきれない限り、その部屋はあなたの部屋ではなく、マリーアントワネットの部屋を真似たものなんですって。

本当にぐうの音も出ません。

外に出るときはトレンドが気になるのもわかるけど、部屋ではハジけてもいいんですね。

自分を出せる場はやっぱり重要みたいです。

フランスのインテリアの、いいところを日本に足そう

絵子さんは18歳までフランスで育ち、東京に渡っています。(厳密にはフランス人でなく、日本とのダブルです)

フランスと東京のどちらも理解した上で、日本のインテリアに足すならば?

その視点がすごく良いです。

偏りがない分、足せばよくなる結果が見やすくて行動的になれます。

絵子さんから見てもフランス人のプライドは大きく、お金がなくても自分でなんとかするのが当たり前と書かれていました。

ペンキで色を塗ったり、ダンボールで作ったり。俗に言うDIYですね。

それらを経験して磨かれる美的センスがあるのかもしれません。

実践的な部分は参考になることだらけ

絵子さんの思想や想いについて触れましたが、実際に使えるインテリアテクニックも大部分が割かれています。

色使いの基本はもちろん。

季節感を部屋で表現するなら何を使うか?

新しいアパルトマンに越した絵子さんが最初に手をつける部分など、斬新で目から鱗情報が満載!

詳細は引用の範囲を越してしまうので書けませんが、部屋づくりテクと、それを保つ整頓術はそっくり真似してもいいくらい。

まとめ

ブランド物を買い揃えた部屋はつまらない!自分の味を出した空間にこそ価値があるという絵子さんの思想に惹かれました。

わたしも苦手な整頓やインテリアも「これならやれる」ポイントが多くて一気に読んでしまった本です。

コメント

タイトルとURLをコピーしました