理屈でわかるパリジェンヌのファッションセンス シンプルなのに何故おしゃれ?①小物や色使いの秘密

 

各国にファッションのイメージを当てはめてみれば、アメリカはゴージャス・派手。

イギリスがトラッドなら、フランスはオシャレとくる。

でもさ、パリジェンヌのどこかヌケ感のある絶妙なオシャレさに憧れる反面「ただシンプルなだけでは?」「フランス人の体型でカジュアルを着ればああなるだけ?」と疑問もよく呈されます。

なんかイイ!と感じつつそう思ってしまうのは、パリジェンヌのセンスは理屈で説いてくれる人が少ないからです。

憧れる人が多いだけあって、パリジェンヌについて書かれた本(サイト)はいっぱいあります。

だけど大体さあ

  • 彼女らは自分に似合うものをよく知っているから〜
  • ワードローブは少数精鋭で、長く使うものだからカシミヤを〜
  • フレンチファッションには外せないボーダー、1着は必ず持ってる♡
  • パリジェンヌのオシャレスナップまとめ!

いやいや、なんか学ぶところあります?

そっか〜、自分を知ればいいんだ、解決♡します?

どんな色が多く使われていて、コレ持ってればとりあえずOK、とか。当たり前のように捉えられているファッション法則がパリにもあります。

もちろん日本にもね。

フリル・リボン・レースにピンクを全部組み合わせたらアカンということは

多くの人が当たり前のように理解しているわけですが、そういった自然なコーディネート法則をパリジェンヌも持っています。

日本だと、ネイビーだけでシルエットも崩さずに着ると真面目くさいとかね。

が、パリと日本ではファッションに対する常識のようなものが違いすぎていて

(例えば、大人の女の在り方、大人が着るべきとされる色や形、年に何着ほど服を買うのか)

パリで通用する「当たり前」があんまり入ってこないんですね。テクニックだけ持ち込まれちゃう。逆もまた然りです。

ネイビーの件でいうと、中学〜高校の制服は多くがネイビーでダサいと思いつつ着てる文化に基づくわけですが

海外でネイビーの位置付けは制服っぽさじゃないから、全身ネイビーでまとめても受け取られかたが全然違ってきます。

これが「前提」「当たり前」の部分。

それなのに、すごく素敵に見えるスナップやアイテム一点だけ、とかはいっぱい見せられるわけなので

カジュアルなのにアンニュイで、なんかイイ!真似したい!でも、同じような服着てるはずなんだけどなあ…?

西洋人の体型?センス?パリジェンヌ…?

だんだん難しく感じる、と。

そこで今回は、パリジェンヌのファッションを理屈で解剖。

数学の公式みたいなもので、知っていれば解ける数式も、知らなければなかなか解けない。

パリジェンヌのファッションも同じで、ある程度は定石通りにやったほうがオシャレになることもあります。

ついでによく問われる

  • シンプルに見えるのにオシャレに見えるのは何故?
  • 西洋人のスタイルに依存する部分が大きくないですか?
  • なんとなくヌケ感、アンニュイな雰囲気はどこから出てきてるの?

これらも合わせて

理屈でわかるパリジェンヌのファッション、小物や色使いの秘密!はじまり〜

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シンプルな服を着てるのに何故センス良く見えるのか?パリジェンヌの服選び

基本的に、パリジェンヌのファッションはシンプルです。

シンプルというか、すっごい無地。コートもトップスもパンツも無地。

日本でも無地の服なんかいくらでも売られているわけですが、なぜパリジェンヌが着ると質素(オシャレ感0)に見えないのか?

もちろん万人受けするように作られているのもありますが、ユニクロTシャツ×ユニクロパンツだと、いくら無地でもなんか…

垢抜けないというか、誰でもできるような格好に見えて嫌!っていう人が多いのでしょうね。

よく「パリジェンヌは自分の色を決めている」と言われるのですが、ただ似合う色や好きな色を選んでいるわけではありません。

「自分の色を決めなければならない」という言い方のほうが近いし。

でも、秘密はここにあるんです。

全然知られていない「決めなければならないワケ」から真似ることで、勝手にパリジェンヌコーディネートに近づくといっても過言ではない!

いくら金があっても足りないパリのファッション事情

日本だと軽減税率以外はだいたい一律の税金がかかります。

ランチを外食しても、新しいバッグを買っても、家でオムライス作っても一律の税金なんです。

じゃあパリでは?

スーパーで食材を買って、家で作って食べるゴハンの税金は約5%。

食材は日本より安いね!

恐ろしいことに、同じものを外で食べると(たいしたモンでもないのに)約20%の税が取られます。

服もバッグも同じく、約20%。

フランス人からすると

  • 必要以上はなくてもやっていける、外食やファッションという贅沢品にかかる税
  • 食べなければ死ぬんだから、家で食べる必要最低限の食事にかかる税

これが一緒くたにされている日本はむしろおかしいよ!

と思われているそうですが。

なので、一人暮らしなら自炊するより外食しちゃったほうが安い問題は、フランスでは起こりえないわけです。

週末にマックをファミリーで食べるのは自殺行為なんです。税金20%上乗せのハンバーガーが4人分。

気軽に行きまくってると、家計破綻ですね。

さらに言えば、日本人が「ご飯を質素にしてお金を貯めて、新しいバッグと服買っちゃえ!」

をやるのと、フランス人がやるのとでは難易度がケタ違い。

ファッションにお金を使うのは、まだまだ贅沢扱いなんですね。向こうでは。

だからか知りませんが、いくら安くても服を買うこと自体にザイアク感をもってる女性が多い。

うーん、ひと昔前の専業主婦みたいな感覚なのかな。

みんな働いてるから旦那のお金をどうこうってのとは違って、すごい贅沢を繰り返すことに対して。

まとめると、ファッションにお金を使うといくらあっても金が足りなくなる税率

プラス罪悪感ね。

これがキーワード①です。頭の隅に留めておいて、次の問題へ。

すぐセールやる日本、なかなか安く買えないフランス

日本はすぐセールやります。

サマーセール、ウィンターセール、年末バーゲン…

駅ビルとか行ったら、どこかの店は絶対セールやってるんじゃないの?と思うくらい。

値下げもすごいしね。

ゾゾタウンを見れば、毎日何かしら大幅に値下げされている上にクーポンも配られています。

だったらベツに

  1. 試着しないで買う
  2. ネットで適当にポチる
  3. 流行りのアイテムを毎シーズン買う
  4. セールを毎回覗く
  5. 使い捨て(ぺらぺらの生地でも可愛さの方が重要)
  6. ワンシーズンのために買う

みんなやってるし、いつでも安く買える条件が揃った日本では むしろやらないと損!

似合わなくてもメルカリで売れば半値以上の元取れたりしますし。

これが当たり前になってしまうと気づかないのですが、パリジェンヌはそんな自由を与えられていませーん!

セール(フランスでいうソルド)は、パリ市が一律に時期を決めています。

秋にかこつけてセールやろうとか、在庫一掃したいから安く出しちゃえ〜は出来ません。

パリジェンヌに、というよりブランドに自由が効かないんですね。

抜け駆けが見つかったら罰金だよ!

なんというか、モードの街ならではですね。国がファッションを大事にしてないと思いつかない発想だと思いませんか?

勝手に服を安く売ったら罰金やで、とか。

エルメスとか、ハイブランドの例外はありますけど。

そういうブティック〜ハイブランド以上のお店は、俗に言う「ささやきセール」をたまにやります。

ささやきセールってのは、主にブティックでしか服を買わないようなお金持ちの専業主婦マダムとかに「来週、こちらのコーナーお安くなるんですの…」ってチラッと言っておくセール。

セールっていうか、もはや常連サービスに近いのかもしれないね。

どっちにしろ、一般のパリジェンヌにはとても手が出ない代物しか売っていないお店なわけです。

まとめると、いつでも安く買えるわけではない

キーワード②です。

自分の定番というと聞こえがいいが、必要に迫られたパリジェンヌの生きる道では?

キーワード① ファッションにお金を使いたくても、税金が高すぎて多くは買えません!

キーワード② セールは年に一回、市が決めたときだけ!いつもは安く手に入りません!

こうなってくると

パリジェンヌは自分の定番を決めている♡

自分色を持っている♡

ワードローブは少数精鋭♡

これらがポジティブに聞こえる人ー!まだ残ってるかーい?

そう、これがテクニックだけ入ってきて真似できないパリジェンヌファッションの真髄ですね。

真髄というより、ホントのところってかんじかな。

自分に似合う色を知ってるといえば聞こえはいいけども、金もなく税金も高いのにセールは年一回と。

そんな中でもファッションを楽しもうと思ったら、定番を決めて少しずつ「ちゃんと買い」しないと生きていけません。

絶対試着しないと!似合わなかったら困る!

多くは買えないから、ベーシック×クラシックなものを揃えておかないと!

着回しが効かないと困る!無地を買わなくちゃ!

トップスやボトムで遊ぶと高くつくな。スカーフと小物で安くアクセントを作らなくちゃ…

今のパリジェンヌスタイルはすごく素敵。ベーシックでクラシックを守り抜いていて

かつ小物で遊ぶ余裕が見られるファッション。

だけど、始まりというか、実のところは苦肉の策からはじまってます。

これを知ってる上でパリジェンヌの服選びを真似するのと、なんとなく無地やフレンチスタイルの服を買うのとではセンスに差が出て当たり前!

ちなみに、フランス人の多くはキリスト教なので、気なくなった服は売ればいいやーという考えも浸透しないのだと思います。

教会に寄付…。

教会に寄付された服は、キリストの団体がやっているお店(寄付されたものを安く売る中古販売店)に出されて

それらの売り上げが子供達やボランティアなど、運営に使われるのです。

もちろん、消費者も綺麗なものを安く買えるからWIN-WINではあるけどね。

でも、寄付した側に現金は入らないので、買って売っての個人循環はしばらく期待できません。

ここまでが「パリジェンヌの服選び(ホントのところ)」。

長くなるので「パリジェンヌの服選び(具体的なアイテム探し)」に続きます。

つぎは色使いやアイテム選び等、具体的なところを解剖していきます。

つづき!

理屈でわかるパリジェンヌのファッションセンス シンプルなのに何故おしゃれ?②具体的なアイテム選び

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