自己開示がうまい人ってモテやすいんだけど、それはネットや本によく書かれてるような
好意の返報性とか、信頼関係を築く云々とはあんまり関係ないよ。
そういう小難しい話やテクニックじゃない。
むしろ、自己開示で得られるモテは、恋愛に繋がる出会いの数が増えることと
- 「タイミングが合えば誘っても大丈夫」な位置付けにいられる
- もし誘ったら「いいですねー」って乗ってくれそうに見える
こういう、間口の広さから生まれるモテだよ。
あんまり凄そうに感じないかもしれないけど、ただの他人から顔見知り、知り合いまでのステップを飛ばしてくれるので
第一印象や雑談を乗り越えて、ジワジワ仲良くなるよりも進展が早いってのが強いメリット。
しかも、自己開示って聞くと、自分から好意を示してガンガン進めるテクニックに見えるけど
どっちかというと、逆なんじゃないかなー。
- あんまり自分から「ご飯行きましょう!」「仲良くなりたいです!」って猛プッシュをしたくない
- あくまで、お互いに少しずつ歩み寄ったコミュニケーションから発展させたい
- 共通の話題を見つけるのがそもそも苦手
と、思ってる人に向いてる恋愛の入口が自己開示です。
自己開示が上手い人はモテるよ。間口の広さは出会いの質を高める
まず、自己開示が上手い人の「間口の広さ」ってなんだろうかってことと
どうしてそれが、恋愛に繋がる出会いの質を高めるのか。
というのも、彼氏が途切れない人って
「人と(あなたと)交流したい」「そうできる準備があるよ」ってことを伝えるのが上手いのね。
ただ、これだけだと出会いの数は増えても、チャンスの数は増えるかわからないです。
- 仕事に疲れていて、今は交友関係を広げる気のない人
- 決まった相手がいるから、ほかの女性にアンテナを広げてない人
- もともと狭くて小さいコミュニティが好きな人
そういう(現状は)間口の狭い人たちに、いくら「あなたと話してみたい」ってシグナルを送っても、あんまり意味なかったりするので…。
たぶん、いい出会いがないなーって思ってる人の中には
これは出会いかな?チャンスかな?と思ったのに
たまたま間口の狭い人ばっかりが相手で、自分の努力やモチベーションがふいになってるケースも多い気がするよ。
現代人はみんな疲れ気味だから、テキトーに打ったら当たるってのが少なくなってんのかな。
で、ちゃんと恋愛に繋がる出会い。
つまり、質も量もある出会いが多い女性=彼氏が途切れないってことになるんだけど
さっきの「あなたと話したい」に+して、自己開示を小出しにしておくと、勝手に質は高まる。
なんでかっていうと、「間口の広いあなた」に対して、同じく他人を受け入れる(交友する気のある)人が
あなたの自己開示を拾うことになるから。
「これが好きなんですよねー」「こういうの興味あります」って言ったときに
ノッてくれる、言葉を拾ってくれる人は総じて間口が広いし
コミュニケーション取りやすい相手なんだよね。
だから、自己開示の効能は
- 恋愛に発展するチャンスがある出会いを増やせる
- コミュニケーションがちゃんと取れる人を相手にできる
- 好きなこと・共通してることを会話のとっかかりにしやすい
- 自分に反応してくれる相手を見逃さないテクニック
でもあるわけです。
どうだろうか、ちょっと使える手な気がしてこないかな。
恋愛のチャンスゾーンにとりあえず入っておくための距離を自己開示でつくる
次の自己開示の効果としては
たまに「ほとんどの女性は恋愛対象に入ってるから、それなりにキレイにしてたら大丈夫だよ!」みたいなことを聞くかもしれないんだけど
それはあながち間違ってないです。が、
恋愛対象に入れることと、恋愛できる範囲に(物理的に)いることは別なんだよね。
よく知らない人にも段階があって
- 赤の他人
- 顔はわかる
- 苗字を知ってる
- 会釈はする
- 挨拶を声に出す
- タイミングがあれば雑談OK
同じ会社にいても、べつに雑談するような仲じゃないよなーってことも少なくないですし。
上の表でいくと、多くの出会いは会釈・あいさつで止まっちゃうもんだよね。
だいたいの関係は、この物理的な距離感って
「会う回数」「一言交わす」「話す機会が増える」を両者ともに認識していって
ジワジワと1段階ずつ上がっていくわけです。
そこで、途中途中に自己開示をぽろっと挟んでおくと
どこかで1段飛ばしができたり、急に階段がなくなったりすることもある。
なんでかっていうと、コミュニケーションがうまい人が拾ってくれたり、たまたま自分がした自己開示が刺さる話題だったり。
1番大きいのは、あんまり仲良くない、距離感を測ってる段階でちょっと突っ込んでみると
「ああ、そういうのアリなんだ」って呼応してくれることが結構あるから。
ほら、話好きなカフェの店員さんとかでも、誰にでも「今日の気温、30度超えるらしいですね」って言うわけじゃないと思うんだよね。
会計の合間に「いやー暑いですね」「ですねー」って一言をこっちから仕掛けて
それでやっと「このお客さん、ちょっと話しかけるくらいならアリなんだ」って認識されるというか。
みんな拒否されるのも、「は?」って対応されるのも怖いからさ
だいたいの人は自分から仕掛けないじゃない。
だから、どうでもいいような会話に、どうでもいいような自己開示をいつも挟んでおくと
色んな人に「タイミングがあえば雑談OK」なゾーンに入れてもらえるよ。
雑談OKって、最低限の恋愛のチャンスゾーンだから
物理的に恋愛可能な出会いを自分で振りまいておくと、自然とモテるんじゃないかなー。
雑談交わせる関係じゃないと、流石に発展しないしね。
良く知らない人にいきなり誘われることは普通ないので
いつも布石を打てる女性でいられるってのも、自己開示の高効果なわけです。
「失敗したらどうしよう」のリスクを減らしてあげられるのが自己開示
もうちょっと突っ込んだ話をすると、その雑談から発展しやすそうな雰囲気も出せるよ。
というのも、普通に過ごしてるだけなのに
- あんまり誘わないほうがいいのかな
- 誘っても喜ぶか不明
- なにを言ったら話が続くのか?
- 放っておいて欲しいんだろうか
こういう「たぶん、迷惑だよね!」で、一方が自己完結しちゃうことってよくある。
人間関係は失敗するとめんどうなので、みんな自然とネガティブに捉えるもんだよね。
私もそうだけど。
その後もちょっとでも顔合わせる関係なら、自分も困るし。
よほどの確信がないと、いくらタイミングがあっても発展させたくない。っていうかしたくない。
それに、他人の階段を1歩ずつ、ゆっくり始まった関係ほど発展も難しいよ。
少しの発展が急展開みたいに感じられて、現実以上に迷惑だよね!って思いやすいからかな。
だから、自己開示で1段でいいから
「おや、ちょっと仲良くなったな」「知らない人と結構喋っちゃったな」みたいな感覚を持たせたいのね。
恒常性がはたらくのかなんなのか、発展にブレーキがかかりにくくなる。
つまり
- 誘わないほうがお互いにマシだろう、ってブレーキをゆるめる効果
- 発展させることがお互いのメリットにならないのでは?って不安の軽減
に繋がるのも、自己完結のいいところー。
地味なテクニックに見えるのに、出会いから関係の発展まで、常に後押ししてくれるのが自己完結なんだよ。
「それ知ってる」を引き出せるのが自己開示と恋愛の強み
じゃあ自己開示ってどうやるの、具体例はって言われると難しいんだけど
私の場合は、子供を産んでやっと感覚的に理解した気がする。
前は、意識的に投げ込むというか、ちょっと青臭い感じがあった(と思う。主観)
感覚的に正解と思える自己開示を説明すると
「俺、それ知ってる!」「私、それなら役に立てるよ!」みたいなコメントを出したい人っているんだよねってかんじ。
たとえば、子供連れてコーヒー豆を買いに行ったときに
注文を終えて、豆を引いてもらってた。
そこで、子供に対して
「黒い豆と薄い茶色の豆があるでしょ?ままはねー、黒いのが好きなの」
「えーなんでー、これ虫みたい」
「苦いのが好きってこと」
とかって説明してたら、やっぱり店長さんはコーヒーが好きで店開いてる人だから
自分のコーヒー知識を人に言うのも好きなんだと思う。
「今回買ってもらったイタリアンローストよりも更に苦味の強いストロングローストが、来月から限定で入りますんで!」
「お知らせも入れとくんで!ポイントカードも入れとくんで!子供にアメあげる!またきてねー」
って展開が、ほかの店でもよくあるのね。
つまり、相手に対して自己開示しよう!って思わなくていいから
天気とか、他人がどうこうって話に少しだけ
- 私も前、同じこと思ったよ
- 私はアレのほうが好きかなー
- へー、私もやってみます
みたいな「私成分」を、ちょっと相手に寄せて返すのが1番ラクで交友に繋がりやすい。
ちょっと体格がしっかりしてて、日焼けしてる男性に「今日暑いですね」って一言交わすなら
「暑いですね。アウトドア日和ですよ」って、ちょっと遠回しだけど(私、アウトドア派です)って自己開示をつけておく。
拾ってくれることは期待しないでいいんだし。
相手が間口の広い状態で、もしくは時間に余裕があって、印象が悪くないなら返ってくることもあるだろう、くらいラフに構えておこう。
私がこれをやってうまく行ったときは
「いやー、週末に晴れてくれるといいんだけど」
「アウトドアですか?」
「ちょっと海に」
「はー、いいですねー」
こんな会話を何回か交わして、連絡先を交換したことがあった。(結婚前は)
ほら、相手の得意なことについて質問しよう!頼ろう!みたいなテクニックを、逆に使うようなイメージで。
わざわざ自分から「パソコンの設定わかんなくってー」って言うのも、なんかアホっぽいじゃない。
いや、わかんないのは悪くないけど、どこか作為的で。
だから、こっちから質問をして頼るんじゃなくて
自己開示することによって、相手が拾ってくれたら「じゃあ、お言葉に甘えて」くらいのワンクッション挟むというか。
ヒーロー願望ってわけじゃないけど、「それなら知ってる!」とか
「これ、あなたに有益な情報でしょ」みたいな話は誰でもしやすいからね。
しかも、自己開示と好意の返報性、とか難しい言葉もあるけど
自分それ知ってる!得意なことで人の役に立った!喜んでくれた!って、もう1ゲーム取ったも同然かもしれないよ。
「へーそうなんだーありがたいなー」って聞いてるだけなのに
相手が気持ちよく話せる機会も、相手の得意なジャンルを知れる機会も作れるわけだから。
いつでも向こうからくれたチャンスを掴めるように、こっちも自己開示を小出しにしておく。
すると
- 出会いの数と質を高められる
- ただの出会いを発展させるアクセルが踏める
- 相手の得意なジャンル、好きなことを知る機会が増える
- 相手が好きなことを気持ちよく話せる機会が設けられる
- 相手が拾ってくれた自己開示は、自然体共通の話題になる
いろんなチャンスになるので、常に恋愛を後押ししてくれるテクニックとして使えるんじゃないかなー。
地味だけどモテる人とか、知らぬ間に彼氏ができてる女性は、こういう隠れたテクニックが上手いってのもあるんだよ。
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